3.1. 快眠

3. 五快
 人間は、自分勝手な生き物です。規則正しい生活をしなさいと言う人ほど、規則正しくない生活をしています。それは、現時点で健康を維持できているからです。

 そろそろ無理が利かない年代になりますと、思うほど体が動かなくなります。しかし、やりたいことをしたいという、欲を持っています。

 それには五快の循環法則という考え方で、体の健康を維持し、動きやすい体にします。五快とは、快眠、快食、快運、快水、快便の五つです。五快の循環法則の構図を次に示します。

3.1. 快眠

 快眠とは、日中の活動で生じた身心の疲れを取り、翌日の新たな活力を得るために、ぐっすり寝て、気持ちよく目が覚め、今日もやる意欲を出させることです。

 日中の活動は、身心を使った適度の動きをします。寝っぱなしの生活にならないようにしたいものです。

 さらに、夕食が終わってから寝るまで次のことをするとよいです。

・ 夢中になってゲーム、テレビ、スマホ、パソコンなど見るのを早めに切り上げます。

・ 水分の補給を少なくして、夜中に小便で起きるのを減らします。

・ 熱すぎる風呂には入らない。体がほて過ぎないように風呂に入ります。

・ 呼吸法など、簡単な動きをすることがあります。

・ 日付が変らない前に寝ます。

 寝る状態は、次のようにしています。

・ 「頭寒足熱」がよいと言われています。頭部はそのままで、足下はきつくない靴下をはいて寝ます。冬は、あんかなどで足下を暖めますが、寝るときはあんかを外します。足が乾燥して、肌荒れしないようにしています。

・ 寝室には夜間灯をつけないで寝ます。目が覚めたら明かりが目にはいらないためです。枕元に懐中電灯を置いています。隣との部屋とのふすまを開け、隣室に夜間灯をつけておきます。

 自分の現在の睡眠時間は、8時間程度です。