暦の上では、12月から冬です。 この冬は、特に寒い北風が強く吹くかもしれません。 1. 「北風と太陽」の物語 「北風と太陽」の物語は、イソップ寓話の一つです。 物語のあらすじを紹介します。 ある日、北風と太陽とがどちら…
心の散歩道
25-37 運鈍根
今回の記事は、前回の「無用の用とノーベル賞受賞者」の続きです。 ノーベル生理学・医学賞受賞の大阪大学の特任教授・坂口志文さんとノーベル化学賞受賞の京都大学の副学長・北川進さんは、「運鈍根(うんどんこん)」の大切さを述…
25-36 無用の用とノーベル賞受賞者
人が物事の価値を判断する一つとして、有用と無用で行うことがあります。 有用は役に立つことで、無用は役に立たないことです。 1. 「無用の用」とは1.1. 「無用の用」の意味 「無用の用(むようのよう)」は、2,300年…
25-35 脚下照顧は「履き物を揃える」だけではない
1. 「履き物を揃える」の詩 「履き物を揃える」の詩は、長野市にある禅宗の円福寺の住職だった藤本幸邦(ふじもと こうほう)さんが作ったものです。 この詩が作られた時代背景は、戦後、藤本さんが寺で預かっていた孤児たちが玄関…
25-34 あいうべ体操と誤嚥予防
1. 歯科医が推薦する「あいうべ体操」とは 先日、テレビを見ながら食事をしていましたら、食べ物が気管支あたりにつかえ、苦しい思いをしました。 この時、掛かりつけの歯科医から、以前言われたことを思い出しました。 この歯科医…
25-33 食欲の秋と医食同源
1. 実りの秋 「食欲の秋」を書こうとしたら、いきなり「実りの秋(みのりのあき)」という言葉が浮かんできました。「実りの秋」があるから、「食欲の秋」があることにつながります。 日本には四季折々の食べ物があります。この中…
25-32 不易流行は誰の言葉か
1. 不易流行の創案者 不易流行(ふえきりゅうこう)とは、江戸時代の松尾芭蕉が俳諧(現在の俳句)を作るときの根本的な考え方です。 2. 不易流行の出典 不易流行という言葉が明示されているのは、江戸時代の去来抄(きょらいし…
25-31 お彼岸と霊魂不滅について
今年(2025年)の十五夜(中秋名月)は、10月6日(月)です。 その前に、「お彼岸と霊魂不滅について」を一考したことを記します。 1. お彼岸1.1. 日本の独自の行事「お彼岸」 彼岸(ひがん)は仏教に由来する言葉で…
25-30 朝の果物は金
1. 果物とは何か 果物(くだもの)とは、木や草の実のことで、生のまま食べられ、甘みや香りがあり、丸みのあるのが特徴です。デザートや間食などで好まれる食材です。 木の果物は木の幹や枝になる実のことです。木の果物には、り…
25-29 一木一草と食の関係
1. 一木一草の言葉を知ったいきさつ 以前、宮崎市のホテルに宿泊したとき、レストランの入り口に「一木一草」の暖簾が掲げてありました。 この食堂は、ビュッフェレストランです。自分の食べたいものを食器に取り、自分の席に持って…