この世は、神と悪魔のせめぎ合いと言われています。善いことをすれば神の領域に入り、悪いことをすれば悪魔の領域に入ります。
「善いこと」とは、倫理、道徳、法令に合う状態のことです。
「善いことを想う心」とは、いつも善いことを想う習慣をつけることです。
「善いこと」とは、他の人とって役に立ち、感謝されることです。その中には、未来に向けてやりたい夢、希望も含まれます。それがすぐ実現するものと、簡単に実現しないものがある。
すぐ実現するものとして、今すぐ出来る例をとして、「料理をつくる」を示します。
①先ず、家族においしい夕食を作ろうと想います。
②次に、何を作るかを決めます。
③夕食の時間に合わせて料理の筋道を作り、それに従って進みます。
④家族が夕食を食べておいしかったと言われたら、「善いことをした」と喜びで満たされます。
今から約150年前にフランスの SF 作家・ジュール・ヴェ ルヌの言葉に、『人間が想像できることは、人間が必ず実現できる』です。
ほぼ同じ頃、吉田松陰も似たような言葉があります。『夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。』
この二つの言葉を要約しますと「想いを持ち続けると実現する」と言えます。
吉田松陰の言葉は、想像と創造を区別しています。想像はイマジネーションで何かをしたいと想うことです。創造はクリエーションで想像した物事を実現するための筋道、すなわち計画を作ることです。
計画を立てたら、最善を尽くし達成に向けて努力することになります。
発明王のトーマス・エジソンの言葉に『天才とは、1%のひらめきと99%の努力である』です。エジソンは電球を開発するのに、1万回近く実験したそうです。
更に、人は一つの物事に集中しますと、他の物事に手を出せません。計画を立てる時には、物事の優先順位を決めることが重要です。
想うことはいくつあってもかまいません。
夢や希望などの目標を鮮明に想像しますと、潜在意識が働き、創造的な行動ができるようになります。
なお、将来の自然災害などに備えることは「善いことを想う心」の一つです。少しずつ備えていくことでしょう。
善いことの反対は悪いことです。いくつが例示します。
・人を裏切る。
・人をだます。
・人に不愉快、嫌なことをする。
・人の悪口を言う。
・愚痴、不平不満を言う。
・自慢話をする。
これらのことを行いますと、善きことで前向きに進もうとすることがあれば、神から見放されることがあるようです。