1. 歯科医が推薦する「あいうべ体操」とは
先日、テレビを見ながら食事をしていましたら、食べ物が気管支あたりにつかえ、苦しい思いをしました。
この時、掛かりつけの歯科医から、以前言われたことを思い出しました。
この歯科医は、地元の小学校の校医でもあり、生徒に「あいうべ体操」を教えているとのことです。
あいうべ体操は、口をおおきく開けて、あ、い、う、べの四文字を順に強く長く言うことです。
① あは、「あー」と口を縦にできるだけ大きく開き、長く言う。
② いは、「いー」と口を横にできるだけ大きく広げ、長く言う。
③ うは、「うー」と唇を前にできるだけ大きく突き出して口をすぼめ、長く言う。
④ べは、「べー」と舌をできるだけ口の外に突き出して下に伸ばし、長く言う。
あ、い、う、べの各言葉は、声に出しても、出さなくてもどちらでもいいです。
これを、五回繰り返して、1セットとします。
食事の前や、休んでいるときなどに行うといいでしょう。
一日、2~3セット以上は行うといいようです。
2. あいうべ体操の効果
あいうべ体操の効果を調べました。
「あいうべ体操」は、口を大きく「あ」「い」「う」「べ」の形に動かすことで、次の効果が期待できるそうです。
① 口周りの筋肉を鍛える。
② 口呼吸を鼻呼吸に改善する。(→免疫力の向上につながる)
③ 舌の位置を正常に戻す。
④ よだれ・口元の乾燥を防ぐ。
⑤ 唾液の分泌を促す。
⑥ 顔のたるみ、しわ、ほうれい線を改善する。
⑦ 誤嚥の予防になる。
3. 食事の食べ方の見直し
喉を通りやすいように食事の食べ方を見直しします。例えば、次のようにしたらどうでしょう。
① 食事はゆっくり食べる。
② 食べ物をできるだけたよく噛む。
③ 飲み込むときは、顔を真っ直ぐ前に向け、顔を少し下げる。