25-1 正月の頭の体操

 お正月の三が日は家でのんびり出来ることが多いです。
 頭の体操をしてみませんか。

1. 一休さんのとんち話
 一休さんは、600年程前の人で87歳まで生きたそうです。

① とんちの話
 一休さんが子供のころの逸話があります。
 その話は、あるお屋敷のご主人に呼ばれた一休さんは、お屋敷を訪ねました。
 お屋敷の前に来ますと小川が流れ、橋が架かっていました。橋の脇に立札がありました。そこに「この橋を渡るべからず」と書いてありました。
 一休さんは、少し考え、その橋を渡りました。

 ご主人は、一休さんを見て話しかけました。
主人 「立札を見たか」
一休 「見ました」
主人 「なぜ橋を渡った」
一休 「端を渡ったのではなく、真ん中を渡ったのです」
主人 「うーん」。

② 正月の歌
 一休さんが大人になって、一休禅師と呼ばれました。次のような正月の道歌を残しています。
 『門松や 冥土の旅の 一里塚 ありがたきもあり ありがたきもなし』
 年を取った自分のことを考えると、その通りだと思います。

③ 遺書
 極めつけの言葉を残しています。「大変困ったときにこの紙切れを開けなさい」といわれたものがあります。遺書とも云われています。
 『大丈夫 心配するな 何とかなる
 自分も、何回かこのような状態を切り抜けて、成長できたと思います。

2. 箱根駅伝をテレビで観戦
 今年(2025年)の箱根駅伝は、101回目です。
 毎年、正月の二日、三日は駅伝をテレビ観戦します。
 自分が見る視点が三つあります。
 「天の時、地の利、人の和(孟子)」の三つです。

① 天の時
 天の時は、天から与えられた機会、事を起こす機会です。
 箱根駅伝に出る選手について、具体的に説明します。天候の状況、自分自身の体調、走るペースから仕掛ける機会を見つけます。

② 地の利
 地の利とは、地形をよく知っている利点を活かします。
 具体的には、選手は自分が担当する区間について、距離、地形の平坦・高低差、道路の幅・見通しを活かします。

③ 人の和
 人の和は、関係する全ての人々が一致協力する体制が整うことです。
 具体的には、監督はじめ、選手の配置、搬送・給水・声援などの支援者が協力することです。
 上記の三つが揃いますと、強力なチームとなります。
 その要は、人の和です。

3. 夢を抱く
 正月の二日は、初夢の日です。初夢だけが夢ではありません。自分が見たい夢は何時でも描けます。それだけでは、実現できません。

① 吉田松陰の言葉
 「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、
  計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。
  故に、夢なき者に成功なし。
 その通りだと思います。

② 計画は思ったら立てる
 昔から次のような言葉があります。
 「一年の計は元日にあり、
  一ヶ月の計は一日(ついたち)にあり、
  今日一日(いちにち)の計は朝にあり。」

③ 行動力が要
 思ったら吉日です。何かをしようとしたら、計画を何時でも立てられます。
 それを成果に結びつけるかが、行動力となります。
 自分は、形にはまらず、「思いついたら計画を立てる」の方が好きです。自分流の計画を立てます。

 今年の夢の一つとして、庭園・美術館などを巡ることです。昨年からインフルエンザが増え続けてているので、しばらくは外出を控えたいと思っています。