26-1 箱根駅伝と不断の努力

1. 今年の箱根駅伝
 今年(2026年)も、第102回箱根駅伝をテレビ中継で見ました。
 青山学院大学が、総合優勝しました。
 徐々に順位を上げ、往路の5区箱根の山登りでトップに立ち、その後は復路の全区をトップで通過しました。

 今回の優勝で三年連続の総合優勝となり、過去に三年連続の総合優勝があり、二回となり新記録となりました。
 この12年間に、9回の総合優勝をしています。青学は高いイレベルを維持するため、チームの一体感という強みを醸し出しています。
 そこには、駅伝の選手に選ばれる、選ばれないに限らず、すべての部員が、本番で実力を発揮出来るように練習方法や日々の生活様式などをチェックし、見直ししているそうです。これが、本当の「不断の努力」だと思います。

 原監督は、今季の駅伝は全員が、「俺が勝たせてやるという意識でやっていこう」と今年は発足しました。
 昨年の10月の出雲駅伝は7位。そこで、部員全員で自主的に会合を開き、箱根駅伝に向けて、気持ちを改め、優勝という目的達成に向けて協議したそうです。

2. 箱根駅伝の優勝回数
 優勝数の多い順に列記します。
①中央大学     14回(連続6回あり)
②早稲田大学    13回
③日本大学     12回
④順天堂大学    11回
⑤日本体育大学   10回
⑥青山学院大学   9回
⑦駒沢大学     8回
⑧明治大学     7回
⑨大東文化大学   4回
⑩東洋大学     4回
⑪山梨学院大学   3回
⑫神奈川大学    2回
⑬東京高等師範学校 1回 (現在の筑波大学)
⑭慶應義塾大学   1回
⑮専修大学     1回
⑯亜細亜大学    1回
⑰東海大学     1回

3. 不断の努力
3.1. 「不断の努力」の意味
 新明解国語辞典第三版では、「不断」の「断」は、「断(た)つ」ことで、その意味は「続いている・つながっているものを、そこでぷつりと切る」とあります。

 更に、「断つ」に「不」がつくと「打ち消し」ますので、同辞典では不断の意味として次の三つがあります。
① 絶えず続ける様子。例文「不断の努力」
② 何事も無く毎日繰り返される起居。常日頃。
③ 特別の場合に対して普通の場合。「普段」は借字。

 「不断の努力」は、調子が良い時だけ頑張るのではなく、どんな状況でも一貫して継続することに重点が置かれた言葉だと思います。

3.2. 「不断の努力」と「普段の努力」の違い
 「不断の努力」の意味は、「途切れることなく、絶え間なく続く、継続的な努力」のことです。

 「普段の努力」の意味は、「日常的な努力」のことです。

3.3. 「不断の努力」の大切さ
 「不断の努力」をすることは、その人にとって何らかの目的や目標を達成するために「日々の積み重ね」をすることです。
 箱根駅伝で優勝した青山学院大学は、駅伝チーム全員が「優勝」という目標に向けてそれぞれの役目を理解して「不断の努力」をしています。

 「不断の努力」の大切さを次の三つにまとめました。
① 目的や目標を明確にする。
② 意識と思考と行動を怠りなく続ける。
③ 成果が出るまで諦めずに努力する。

4. 日本国憲法の「不断の努力」表示
 日本国憲法に次の表示があります。
 「第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。」とあります。

 憲法が保障する自由及び権利は、国民が守り続けなければ失われるということです。