25-9 心の栄養

1. 心の栄養とは

 体の栄養は、人が生きていくためにその人によって、その時に応じた調和のとれた食事を摂ることです。
 心の栄養の方は、人と人とのつながりの中で、前述した「心の健康」を維持するために「心を磨く」ことです。

 「自分を磨く」項目は次の九つあります。
① 感謝する心
② 善いことを想う心
③ 新たに生きる心
④ 喜べる心
⑤ 学べる心
⑥ 礼節を守る心
⑦ 伝えられる心
⑧ きれいにする心
⑨ 英気を養う心

2. 心の栄養を育てるには
 「明日は明日の風が吹く」、「明けない夜はない」ように過ぎ去ったことを苦にしないで、毎日新たな気持ちで「自分を磨く」ことに意識を持って取り組むことです。

 先ず、九つの項目から時に応じた「心を磨く」項目を選んで、それを意識します。毎日意識していますと、その項目について、いつの間にか意識しないで自然に行動ができ、より良い生活を送れるようになると思います。

3. 意識することとは
 意識することは、次の意味があります。
・ 特定な事柄を選び、それを持ち続ける。
・ 自分が今何をやっているかが分かる。
・ 自分の置かれている状態が分かる。
・ 特定な事柄について気がつく。
・ 過去に体験、経験したことが突然思い浮かんでくる。

 それには、日頃から、より良い生活を求めて、何らかの事柄を意識するよう心がける必要があります。
 ふっと思い浮かんだことは、忘れてしまい、後で思い出すことが出来ないことが多いです。思い出したら、直ぐにメモなど記録することを心がけるといいです。