お正月の三が日は家でのんびり出来ることが多いです。
頭の体操をしてみませんか。
1. 一休さんのとんち話
一休さんは、600年程前の人で87歳まで生きたそうです。
① とんちの話
一休さんが子供のころの逸話があります。
その話は、あるお屋敷のご主人に呼ばれた一休さんは、お屋敷を訪ねました。
お屋敷の前に来ますと小川が流れ、橋が架かっていました。橋の脇に立札がありました。そこに「この橋を渡るべからず」と書いてありました。
一休さんは、少し考え、その橋を渡りました。
ご主人は、一休さんを見て話しかけました。
主人 「立札を見たか」
一休 「見ました」
主人 「なぜ橋を渡った」
一休 「端を渡ったのではなく、真ん中を渡ったのです」
主人 「うーん」。
② 正月の歌
一休さんが大人になって、一休禅師と呼ばれました。次のような正月の道歌を残しています。
『門松や 冥土の旅の 一里塚 ありがたきもあり ありがたきもなし』
年を取った自分のことを考えると、その通りだと思います。
③ 遺書
極めつけの言葉を残しています。「大変困ったときにこの紙切れを開けなさい」といわれたものがあります。遺書とも云われています。
『大丈夫 心配するな 何とかなる』
自分も、何回かこのような状態を切り抜けて、成長できたと思います。
2. 箱根駅伝をテレビで観戦
今年(2025年)の箱根駅伝は、101回目です。
毎年、正月の二日、三日は駅伝をテレビ観戦します。
自分が見る視点が三つあります。
「天の時、地の利、人の和(孟子)」の三つです。
① 天の時
天の時は、天から与えられた機会、事を起こす機会です。
箱根駅伝に出る選手について、具体的に説明します。天候の状況、自分自身の体調、走るペースから仕掛ける機会を見つけます。
② 地の利
地の利とは、地形をよく知っている利点を活かします。
具体的には、選手は自分が担当する区間について、距離、地形の平坦・高低差、道路の幅・見通しを活かします。
③ 人の和
人の和は、関係する全ての人々が一致協力する体制が整うことです。
具体的には、監督はじめ、選手の配置、搬送・給水・声援などの支援者が協力することです。
上記の三つが揃いますと、強力なチームとなります。
その要は、人の和です。
3. 夢を抱く
正月の二日は、初夢の日です。初夢だけが夢ではありません。自分が見たい夢は何時でも描けます。それだけでは、実現できません。
① 吉田松陰の言葉
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。
その通りだと思います。
② 計画は思ったら立てる
昔から次のような言葉があります。
「一年の計は元日にあり、
一ヶ月の計は一日(ついたち)にあり、
今日一日(いちにち)の計は朝にあり。」
③ 行動力が要
思ったら吉日です。何かをしようとしたら、計画を何時でも立てられます。
それを成果に結びつけるかが、行動力となります。
自分は、形にはまらず、「思いついたら計画を立てる」の方が好きです。自分流の計画を立てます。
今年の夢の一つとして、庭園・美術館などを巡ることです。昨年からインフルエンザが増え続けてているので、しばらくは外出を控えたいと思っています。