1. 人の心を支配するのは何か
人の心を支配するのは、二つあります。神と悪魔です。
昔から、この世は神と悪魔のせめぎ合いといわれています。善い事をすれば神の支配下に入り、悪い事をすれば悪魔の支配下に入ります。
悪い事とは、だます、傷つける、武力をもって攻めるなど倫理道徳に違反することです。
善い事は、人や社会にとって役に立つことや、自分の能力を向上するためのことをすることです。
この記事では、善い事に関する「思い」を実現する方法を一緒に検討してみましょう。
2. 思いを実現する過程
自分は、子供の頃、パイロットになり、飛行機で空を自由に飛びたいと思いました。空を飛ぶという夢です。航空大学校の入試案内を見たら、裸眼の視力が足りないことが分かりました。パイロットになることを諦めました。空を飛びたい「思い」は、消えませんでした。
それから約20年後に、ある仕事を担当したとき、全国を回らなければならなくなりました。そのとき初めて飛行機に乗れて、嬉しかったです。一年間に10回以上も飛行機に乗り、子供の頃の思い・夢を実現したのです。
日々の生活、仕事、学業、興味のあることなどで、思いを実現したいことがあります。それには、一定の過程があります。これを次に図示します。
思いを実現するには、図のように四つの過程があります。
初めの「思い」は、こういうことをしたい、こういう状態になりたいなど、夢とか希望とかを心に抱くことです。理想なことや目標などを明確に描きます。
次の「考え」は、「思い」を実現するための筋道を頭脳で明確にします。自分一人だけの能力で出来ない場合は、他の人の力を借りることも出てきます。時には、自分が不足している能力を学習することもあります。
三番目の「行動」は、筋道に従って身体を使って行動します。
最後の「実現」は、行動の結果として実現することになります。
上図で下段に点線があります。これは、過程と逆向きに前の過程に遡るものです。
これは、その過程がうまくいかなかったら、前の過程、または更にその前の過程へと遡ります。
実現するまで諦めない情熱や努力も重要です。
この過程図は、生きていくために必要不可欠なものです。この理屈を知らなくても、この世に生まれた瞬間から使っています。
3. 潜在能力
自分が今までやってこなかった事柄をしたら、うまく出来てしまうことがあります。これまで発揮されてこなかった能力が、その人にすでにわっているいるからです。この能力を潜在能力と言います。
中学校の時、体育の時間に、学校の周囲を何周か走らされました。初めての体験です。自分は走るのが遅いからビリかなと思いました。何周かすると、前を走っていた生徒の走るおのが鈍くなりました。次々と前の生徒を追い抜き、10番以内になった経験があります。
自分には、走った時の持久力があると感じました。
4. 潜在意識
2.項の「思いを実現する過程」図で、「考え」の過程があります。
この考えが行き詰まり、思案に暮れることがあります。その時、考えている事柄について、一時保留します。なぜ、保留するかというと、潜在意識を活用するからです。
潜在意識は、眠っている時とかリラックスしているときに、ふっと閃く能力のことです。
自分が閃く瞬間を例示します。
① 眠気から覚めた時
② トイレに行き、気持ちよくなって戻る時
③ ソファーなどに寄りかかり、ぼーとしている時
④ 散歩などで、周囲の光景を見ながらゆっくり歩いている時
⑤ 変った光景を見た時
この閃きは、すぐ消えてしまいますので、メモを取る心がけが大切です。